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エゾヤマザクラ(蝦夷山桜) 2023

Category樹木の花
 エゾヤマザクラは寒さに強く、ソメイヨシノよりも早く咲き(道内では)、寿命が長い桜なんじゃ。
 しかし意外と知られていないのは、標準和名は「オオヤマザクラ」ということじゃろう。


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 ヤマザクラに比べ花が大きいことで「オオヤマザクラ」と名づいたものじゃ。
 別名で、花色の特徴からベニヤマザクラ(紅山桜)、北海道に多いことからエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)と呼ばれるんじゃ。
 北海道だけでなく、本州の日本海側や四国などでも見られるが「エゾヤマザクラ」と呼ばれないじゃろう。 

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 花が咲くと同時に、赤っぽい葉の芽が開くので、花と葉で木全体がよけいに赤く見えるんじゃ。
 葉は花が散りはじめると茶色っぽいまま残るので、一見するとサクラの木のようには見えんのぅ。
 同じエゾヤマザクラでも、本州に咲くものよりも北海道のほうが色が鮮やかと言われる。

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 樹高は10-20mほどになり、大きいものでは20mを超える。
 街中でも当然見られるが、山でもたくさん自生しておるんじゃ。
 通常は4月末ころから開花し、徐々に北へ、東へ開花が進んでいく。(一番遅いのは根室で5月後半)

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 バラ科の桜は日本では基本手が10(11)種類と言われ、それが進化して多くの種類も出たようじゃな。
 北海道人で「オオヤマザクラ」と呼ぶ人はおらんが、寒冷地で育っていくうちに変化もあったのじゃろう。

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 エゾヤマザクラは春は花を楽しみ、秋には紅葉を楽しめる。
 他の桜は葉が染まる前に散ってしまうが、エゾヤマザクラは見事な紅葉も楽しめるんじゃ。


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 果実は直径1 cmほどの球形で、熟すと紫黒色になる。
 野鳥が良く食するが、人間にとっては小さく目立たず、苦味もあったりで食用にはされていない。


※掲載写真はコンデジで撮影したものも多いんじゃ。(ピントが甘い)
  素人じゃから花の名前同定でミスがあるかもしれんが、違ったら勘弁な。m(_ _)m


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